合説って参加する意味あるの? の記事

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合説って参加する意味あるの?

合同説明会、略して「合説」
豪雪と略されることもあります。


では、この合説。
果たして参加する意味はあるのでしょうか?

これをテーマにしたとき、全就活生を一括りにして、「あんまり意味ないよ~」「いや~めっちゃ大事だよ」というには少々乱暴なものがあると思いますので、すこしだけ掘り下げて考えてみます。


とっかかりとして、


合説や会社説明会は、企業の広報活動という側面が強いですので、就活生から知られている企業か、知られていない企業なのかという2つの要素を考えてみます。

加えて、企業は大別すると、大手か中小かという2つに分けることができますので、下記のような単純な四象限マトリクスで、A~Dという分類に分けて考えていけそうです。


   知られている  知られていない
大手   A       B
中小   C       D


単純な分類ではありますが、「合説に参加することに意味があるのかどうか」というテーマは合説時期になりますと毎年のように繰り返されますが、就活生を一括りにし「意味がある・ない」と考えるよりは、まだ役に立つ気がします。


このマトリクスの分類を念頭において話を進めていきますと、就活生にとっては、次のように大別できます。

  • A、Bを目指す方は、合説に参加する必要はあまりない
  • C、Dを目指す方は、合説に積極的に参加した方がよい


その理由を、合説に参加することで、

 1.採用に有利になるのか?
 2.合説でしか知れない情報があるのか?

という側面から述べていきます。


A、Bに分類される企業では・・・


1.採用に有利になるのか?

なりません。

A,Bの企業では、合説段階では就活生を個人ごとにトラッキング・識別するようなことはしていません。ですので、当然、採用に直接有利になるようなケースはないといえるでしょう。

合説時期から少し経つと、大手企業では企業ごとの主催で会社説明会や大学内での説明会・懇親会が開催されたりしますが、A,Bの企業ではこの段階から本格的に採用へ力を入れ始めます。


2.合説でしか知れない情報があるのか?

ありません。

合説でA,Bの企業を回っても、退屈な企業説明と、若手社員との簡単なQ&Aセッションで時間を潰し、最後に山のように大量のパンフレットを持ち帰るだけで終わります。

ここで仕入れることができる情報も特段目新しいというものではなく、クチコミサイトやブログ、大手ならではの充実した公式企業サイトや採用サイトから家からチョチョイと簡単に調べられる程度のものです。


一方で、大手であっても知名度が低いBに分類される企業(就活生には馴染みの薄いB2B企業などがここに分類されます)では、合説に参加することで、「存在を知らなかった企業を知ることができるのでは?」、「であるならば、合説でしか知りえない情報なのでは?」といった指摘があるかもしれません。


・・・そこは知名度が低くても、やはり大手です。


就活に興味がなく何も取り組んでいなかったというような就活生にとっては、就活の初期段階では、確かにBに分類される企業の存在は知らないかもしれません。

ですが、なんだかんだ知名度が低いといっても大手ですので、クチコミやら企業情報はあっちこっちに充実しています。どこへエントリーしようかな~と調べ始める段階で自力で簡単にその企業へ辿り着ける程度のものです。そんなわけで、「大手ではあるが知名度のない企業を知ることができる機会なのでは?」という点も、合説でしか知りえない情報とは言い難いでしょう。


したがって、A,Bをターゲットとするような就活生にとっては、合説へ積極的に参加することはお金と時間と体力の浪費になってしまうだけという可能性が高くなります。とはいえ、この意見が的外れかどうか、物は試しにということで経験もかねて1度くらいは合説に参加してみてくださいね。


次にC,Dの企業ではどうでしょうか?


C,Dに分類される企業では、


中小企業で知名度も抜群というようなCに分類される企業は数えるほどしかありませんので、ここではDをメインに考えます

1.採用に有利になるのか?

なることがあります。

中小企業では、大手企業のように企業単体での大規模な会社説明会を開催できるだけのお金や人といったリソースに余裕がなかったりするので、会社説明会自体が無いことも珍しくありません。ですので、C,Dに分類される企業では、合説は存在を認知してもらう大事な広報活動であると同時に、重要な採用機会でもあるのです。

その証拠に、企業によっては、企業ブースに人事採用担当者が居合わせ、その場で簡単な採用面接や連絡先の登録といったやりとりがあります。


2.合説でしか知れない情報があるのか?

二つの点で、あります。

一つ目は、「企業の存在自体を知る」機会であるという点、
二つ目は、「入社後のキャリアや仕事内容を知ることができる」という点です。


一つ目の、「企業の存在自体を知る」機会であるという点についてですが、

先に述べた通り、大手であれば、たとえ就活初期段階での認知度が低いとしても、就活生が本格的にエントリー先を調べ始める時期になれば、へ~こんな企業もあるんだと自然と認知されていきます。

ですが、中小企業でこの流れは成り立ちません。

企業から直接、就活生にこんな企業もあるんですよ~と、合説のような機会でアプローチを仕掛けていかなければ、就活生はその企業を永遠に知らないまま終わります。ですので、C,Dの企業をターゲットとする就活生にとっては、このような企業の存在自体を知ることができる大切な機会となりえます。


次に、二つ目の、「入社後のキャリアや仕事内容を知ることができる」という点についてですが、

中小企業の多くは、本やネットに十分な情報がありません。また、企業サイトを見ても、正直どんな職種があって、一体何をやっているのかさっぱり分からないんですけど・・・というようなケースがほとんどでしょう。

となると、社員に直接話を聞いたり、質問してみることでしか、知りたい情報に近づく手段がないのです。

その機会が合説以外にあまりないのですから、C,Dをターゲットとする就活生はやはり合説に積極的に出向きファーストコンタクトをガンガンとって希望や条件に沿う会社・職種を見つけていった方が満足のいく就活結果になると思われます。


まとめ


おさらいになりますが、


   知られている  知られていない
大手   A       B
中小   C       D


この四象限マトリクスで、

  • A、Bをターゲットとしている就活生は、合説は経験として一度参加すればおk
  • C、Dをターゲットとしている就活生は、合説へは積極的に参加していく姿勢で

となります。


就活初期には合説は頻繁に開催されますが、移動にかかるお金や、費やす時間、体力も、回数を重ねると馬鹿にはなりません・・・。

特に就活初期には、リクルートスーツやカバン、革靴なんかを取り揃えたりと何かと物入りな時期で、多くの学生にとっては金銭的にひもじかったり、エントリーシートをガシガシ書いたりと時間的にも忙しかったりします。


あっちへ行ってみたり、こっちへ行ってみたりという感じで、やみくもに就活イベントに参加しまくってみたはいいけれど、「あれ・・・、得たもの何もなくない?」という状態にならないためにも、なるだけ効率・効果的に自分の目的にあったスタイルでサクサクと就活を進めていけるといいですね。

ではでは。

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