独身者の年齢別の平均貯蓄額は一体いくら?の記事ページです。
20~40代を対象とした独身者の年齢別の平均貯蓄額の調査結果です。
調査結果によると、貯蓄額の平均値は774万円、中央値は75万円だそうです。
単身者(一人暮らし)の人は、他のみんながどれくらい貯めているか、密かに気になっているのではないでしょうか。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【単身世帯調査】」(2014年)によると、単身者(一人暮らし)の人の平均貯蓄額は774万円、中央値は75万円という結果が出ていました。
「平均値の774万円にはおよばないけれど、中央値の75万円なら現実的な金額かも…。でも、平均値と中央値って何が違うの?」と感じた人もいるかもしれません。そこで、「平均値」と「中央値」についての違いをお伝えします。一人暮らしの友達が10人いたとします。そのうちの9人が100万円、1人が1億円を持っていたとすると、「だいたいみんな100万円持っているよね」という感覚になりますが、実際に計算して平均値を取ると、限りなく1億円に近くなってしまいます。つまり、「平均値」とは、極端に高い数字(または低い数字)があると、それに引っ張られてしまい、「真ん中」からズレていってしまうのです。
そこで注目したいのが、「中央値」です。中央値とは、高いほうと低いほうから順番に数えていって、ちょうど真ん中にある数値のこと。この友達10人の場合は、「100万円」になりますね。平均値よりも、「中央値」のほうが、実際の感覚に近くなるケースが多いのです。よって、「平均値」と「中央値」がある場合は、両方チェックしておくことをおすすめします。では次に、20代、30代、40代の単身者(一人暮らし)の貯蓄額の「平均値」と「中央値」を、年収別に見ていきましょう。
基本的に「平均値」はやや高め、「中央値」はやや低めのケースが多かったのではないでしょうか。自分の世代と年収のところの、「平均値」と「中央値」を参考にしてもらえたらと思います。目標の貯蓄額が決まっていないなら、まずは「中央値」を目指し、それをクリアしたら「平均値」を目指す、という目安にしてもよいでしょう(※平均値のほうが中央値より高かった場合)。ただし、これはあくまでも一般的なデータです。参考程度にし、あまりこの数字にとらわれすぎずそれぞれの目標や夢にあわせて貯蓄額を決め、貯めていくようにしてくださいね。
下記調査結果のデータの整合性については、なにやらおかしなことになっている箇所もありますが、目安程度に知っておいて損はないでしょう。
20代でも高年収企業に勤められる方ならば、実家か社宅・社員寮、もしくは家賃補助の手厚い企業という生活コストを低く抑えられる条件付きであれば、そこそこ遊んでいても、BMWのエントリーモデルを購入したりしてみても、20代後半までに1000万程度の貯蓄ならば余裕です。
20代の頃と変わらず、コツコツ貯蓄に勤しんでいる方ですと、2000~3000万円あたりまでは30代中盤頃に到達する方もいます。
一方、この年齢になってきますと、『仕事に慣れルーティン化している』+『安定した給料が毎月保障されている』+『ある程度の貯蓄もできている』という安心感からなのか、20代の頃と比べて『仕事ばかりで何のためにお金を稼いでいるのか分からなくなってきた、貯めるだけなのもね…』という感じで生活レベルを上げてくる方が多数、現れはじめます。
例えば、すこしリッチなマンションへ引っ越してみたり、ハイブランドの中級モデルを身に付けてみたり、趣味や習い事へのお金のかけ方をアップさせてみたりします。
商業ビジネス的にも10代や20代をターゲットにしたチープな額ではなく、まとまったお金を積極的に落としてくれる大変美味しい層ですので、メディアを通じてありとあらゆる方法で「お金を使え~、お金を使え~」と煽りに煽ってきます。
この年代の周囲の諸先輩方を見ていると、生活レベルを2,3段階上げてしまった方は、大きくなった支出に対し、給与の昇給率が追い付いていない方が多数います。
特に生活コストを上げてしまった方は、貯金額は現状維持からチョロチョロペース程度の増加で、1000~1500万程度の資産で停滞しているように思えます。
この年代で独身ですと、生涯独身が非常に現実的なものとなってきます。
まだまだ気持ちも肉体も若々しく、リスクテイカー・チャレンジャーとして余裕でぶっこんでいける方もいますが、大抵の方はもうとうにピークは過去のものとなり、人生の折り返し地点を過ぎてしまっていることでしょう。
独り身でも楽しく充実して暮らしていくためには、生活の質・選択肢の幅を狭めないよう、せめてまとまった貯金額くらいは持っておきたいものです。
ではでは。
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