とある文系と理系の自己PRの違いの記事ページです。
マイナビの自己PRの例文というのでツイッターで話題になっていたものです。
これは意図的に文系を馬鹿にしているのでしょうか・・・。
文系の記入例をまずは見てみてください・・・、これではただの日記レベルです。
文系の記入例
お中元やお歳暮の配達、祭事用お菓子の販売、遊園地での着ぐるみミショー出演、結婚式場でのサービスから、役所での事務仕事まで、多種多様なアルバイトを経験しました。中でも一番の思い出は、着ぐるみショーの仕事です。気温33℃の真夏に分厚い着ぐるみを2時間も着ていなければならず、本当に大変な思いをしました。でも、子供たちの満面の笑顔を目にして、心から充実感を感じました。辛くてもやり遂げる喜びを体感できたことは、アルバイト経験を通して得た最高の収穫だったと思います。
理系の記入例
倉庫管理の自動制御装置の研究をしています。具体的には、ロボットが倉庫棚まで自律走行し、商品を棚からピックアップして集荷して配送するシステムです。現在、自動走行するロボットの動きを制御するシステムを開発中で、コレが完成すると全ての機能の統合テストが可能となります。ロボット開発には、プログラムからメカトロニクスまで幅広い知識が要求されます。そのため、研究室のみんなが待っている知識や経験をフル活用し、お互いに協力し合いながらモノづくりを進めています。
思うに、理系の記入例も自己PRとしては貧弱な気もしますが・・・。
文系の記入例はパッと見て、5秒でお祈りコースなので論外です。
理系の記入例でも難関と言われるような企業では、学歴がなければ多分お祈りコースでしょう。
理系の記入例をサラッと読む程度でも、次の点が気になりました。
良い点
悪い点
自己PRはPDCAサイクルに則って考えると、大枠は結構簡単にできますのでおススメです。
ある有名大企業で面接を担当している方に、採用するポイントで見ているのはどこ?という話をきいたことがあります。
そのポイントの1つに「再現性」というのが挙げられました。
何を言いたいのかというと、
なんのためにやるのか目的を明確にし
↓
その目的のための課題点を自ら定義し
↓
課題点を解決するために、
論理的に方法やスケジュールを計画し(PLAN)
↓
計画に基づいて行動し(DO)
↓
行動した結果をチェックし(CHECK)
↓
事実ベースの結果に基づいて計画を修正し、(ACTION)
↓
また上の計画に戻る
会社での仕事の仕方は、組織単位でも、個人単位でも基本は、このPDCAサイクルで進んでいきます。
このPDCAサイクルを学生時代のうちからしっかりと回せる人は、会社に入ってきてからも同じようにPDCAサイクルに則って、貢献し成果を上げていってくれる可能性が高いと考えます。
ですから、実績を交えたPDCAサイクルに則って、自己PRのできる学生は、会社に入ってからも活躍できる「再現性」が高いと判断し、採用するわけです。
(上記はアマゾンアソシエイトリンクを利用しています。)