【社畜敗北?!】働いたら負けなのかもしれない…の記事ページです。
大学・大学院を卒業し働きはじめると、所得に応じて所得税、社会保険、住民税といった税金がかかってきます。
新卒の方ですと、所得も少ない上に、1年目は住民税もかからないため、「あれ?税金って全然大したことないじゃん」と思うかもしれません。そして、2年目から引かれる税金の多さに「・・・。」と萎えることでしょう。
ただ生きているというだけでも搾り取られてしまうのが税金です。
税金で賄われる公共サービスによって受けることができる社会的恩恵には多大なものがあることは多くの方が理解しています。
一方で、ある程度までは稼いでも稼いでも累進課税による税金でごっそりと搾り取られていくため、大した経済格差が生まれるわけでもなく、経済的自由へは程遠いラットレース的な辛さを多くの庶民層は実感しています(私ももちろんこの庶民層です…)。
というわけで、働いたら負けかもしれないという税金もとい罰金?の小ネタです。
働いたら罰金 | 所得税 |
買ったら罰金 | 消費税 |
持ったら罰金 | 固定資産税 |
住んだら罰金 | 住民税 |
飲んだら罰金 | 酒税 |
吸ったら罰金 | タバコ税 |
乗ったら罰金 | 自動車税・ガソリン税 |
入ったら罰金 | 入浴税 |
起業したら罰金 | 法人税 |
死んだら罰金 | 相続税 |
継いでも罰金 | 相続税 |
譲ったら罰金 | 贈与税 |
貰っても罰金 | 贈与税 |
生きてるだけで罰金 | 住民税 |
泊まったら罰金 | 宿泊税 |
若いと罰金 | 年金 |
老けても罰金 | 介護保険料 |
老いたら罰金 | 後期高齢者 |
そして、
働かなかったら賞金 -> 生活保護
となるわけです。
いや~、働いたら負けですね。
(もちろん、これは単純化した小ネタですから、本気にしないでくださいね。特に弱者救済の仕組みなんかは現状がベストかどうかは置いておき、生活保護のようなセーフティネットは社会的に必要なことだと思います。)
所得が多くなればなるほど、稼げば稼ぐほど、「稼ぐことは悪いことです」と言われているような感覚になってしまうくらい、労働意欲をごっそり根こそぎもっていくような税額になります。
分かりやすいところで言うと所得税なんかですね。
例えば、頭1つ抜けてくる年収1800万以上ですと、所得税率は驚きの40%にもなります。
この辺りの高所得者層に生息するプレイヤーは、会社員であったとしてもそのポジションに着くためにリスクをとってきていたり、人並み以上の忍耐・努力をしてきた方がほとんどです(特にコネなし・贈与なしで20~30代後半あたりまでにこの年収層に達する方は、例外なく何かしらのリスク・犠牲を払ってきている傾向にあると思います)。
にもかかわらず、そんなリスクテイクに対する温情は一切なく、多額の税金だけはばっちりしっかりと取られていくのですから、「なんだかなぁ」と萎えてしまうわけです。
なんやかんやで、年収3000万あたりまでは生活レベルを上げることはできても、そんな感覚から抜け出すことはできないラットレース状態でしょう…。
それ以上の年収になってきますと、ごっそり半分以上を税金で持っていかれたとしても、手元に残るお金も多くなってきますのでいよいよラットレースから抜け出し始める感じでしょうか。
あまり認知されていない気がするのですが、高所得者層への所得税はこっそり、着々と増加傾向にあります(国税庁: 所得税率)。
この傾向は今後も継続されるでしょうし、中流層・高所得者層への税率は更に上がっていくことは想像に容易いことです。
労働者は搾り取られていく一方ですので、「働いたら負け」というのはある意味、至言かもしれませんね…、頑張りましょう。
これから税金が増えることはあるにせよ、減ることは決してありません。
最近話題になっている政府主導での携帯電話料金引き下げ検討なんて話題も、増税に対する庶民の不満の捌け口を民間へ押し付けているだけでは?なんて穿った見方をしてしまいます…、なんとも社畜的には世知辛い世の中です。
(上記はアマゾンアソシエイトリンクを利用しています。)