「時間に追われながらもがっつり稼ぐ」ことを是とするか、それとも「稼ぎはそこそこで、ゆとりある生活」を取るか。

これはそれぞれの価値観に基づくものなので「これだ！」という正解はありません。

この4象限の選択肢のなかで、最適解はもちろん「稼ぎもがっつり、時間もゆったり」ですが、そんな企業は徳川埋蔵金や、ツチノコを探すようなものです。

したがって、

• 時間にゆとりはないが、ガッツリ稼ぐ
• ゆとりある時間を過ごし、そこそこ稼ぐ

の2択が現実的なものとなってくるわけです。

※ 間違っても最後の選択肢である「薄給で長時間労働」なんていうフルコンボなブラック企業は選ばないでくださいね…。

各地域で年収・労働時間・有休消化率のバランスが取れたトップ優良企業のまとめ

というわけで、まずは「ゆったり働き、そこそこ稼ぐ」というワークライフバランスを目指すべく、各地域で社員満足度が最も高いバランスの取れた企業のまとめです(volkers調べ)。

各項目の平均値は平均年収 733万円・月間残業時間 34時間・有休消化率 58%となっています。

有休消化率が思ったよりも低い感はありますが、年収700万、月の残業は30時間、有休消化率60%というのは日系企業のなかではかなりバランスがとれているのではないでしょうか。欲を言えば有休消化率は80～90%は欲しいところではありますが。

【比較用】各地域で最も高年収な企業のまとめ

上記との比較のため、各地域の平均年収トップ企業へ目を向けるとどうなるでしょうか？

各項目の平均値は平均年収 1160万円(+427万円)・月間残業時間 53時間(+19時間)・有休消化率 40%(-18%)となります。

カッコ内は先に挙げた同地域で最も社員満足度が高いとされる企業との比較値になりますが、「ガッツリ稼ぐためには、仕事に追われる生活になる」という結果になることが如実に表れています。

さてさて、いかがだったでしょうか。

個人的には暮らしやすい地方で「年収そこそこ、ゆとりある生活」を選びますが、どちらを選択するかはなかなか難しい選択ですね…。