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OB・OG訪問って採用に有利になるの?

そろそろOB・OG訪問について考え始めている就活生も出てきているのではないでしょうか?


OB・OG訪問って緊張しますよね・・・。

ネット上や就活対策本では、OB・OG訪問での連絡の仕方や、マナーや服装、事前に調べておくことや、聞くべきことなどなど、そういった類のハウツー情報で溢れかえっています。


ですが、


最も知りたいことであるはずの「OB・OG訪問って採用に有利になるの?」という問いに対して、はっきりと直接的なことを書いてあるところが意外にも少ないように思います。

ですので、今回は「OB・OG訪問って採用に有利になるの?」という問いに対する私なりの答えについて踏み込んでみます。


OB・OG訪問は採用に有利になるのか?


結論から述べます。
ずばり、OB・OG訪問は採用に有利になる可能性が高いです!


これはOB・OG訪問で直接社員の方から話を聞くことで、より実態に基づいた企業研究ができるからとか、そういった綺麗ごとな理由ではありません。単純にOB・OG訪問では青田買いが行われているからです。

明示的にOB・OG訪問をしてください、リクルータをつけてくださいと就活生に告知してくれている企業は非常に良心的で親切です。なぜなら、OB・OG訪問は採用にあたって必須です、有利になりますとあらかじめ教えてくれているわけですから。


ですが、大抵の場合は、


採用には直接関係がないので、今日は気楽に話を聞いて色々質問してね」


というような感じで、採用とは関係がないことを事前に断ってきます。果たしてこのような場合、本当に採用には関係がないのでしょうか?


具体的な事例を上げます。

実は、OB・OG訪問時期を迎える少し前には、人事部から「OB・OG訪問を受けて、有望な人がいたら推薦してね」という主旨の社内メールが来ていたりすることが少なくありません。

その案内の中には以下のような指示が書かれています。

  • 採用には関係がないと伝えること
  • OB・OG訪問を受け入れる時期はXXX以降にすること
  • 連絡をしてきた学生に対し、個別に対応するのではなく、ゼミや研究室で他にも志望者がいるようならば誘い合わてもらうよう依頼し、まとめて対応すること
  • 会社説明や想定される質問に対する回答は、会社側で用意しているテンプレを参考にすること
  • 有望な学生がいれば、人事部まで推薦すること
  • 推薦する場合は、該当する学生のバックグラウンド(専門領域、人物像や課外活動状況)、エントリー状況、志望度や、評価できるポイントを報告すること
  • OB・OG訪問は会社外で行い(喫茶店等)、かかった経費は会社経費で落としてよいので、領収書を控えておくこと

など、結構細かく指示された内容のメールが1~3年目あたりの若手に一斉に社内連絡されてきます(なぜ若手なのかはここでは述べません)。全ての会社が同様であるとは言えませんが、同期である友人の会社でも似たり寄ったりな感じでした・・・。


というわけで、OB・OG訪問での「採用には関係がありません」なんていうのを馬鹿正直に信じないでくださいね。そう断らなければいけないのは何か大人の事情でもあるのでしょう。


私自身の経験では、社会人1年目のときに出身研究室の後輩である院生3人、学部生2人の計5人のOB訪問を受けました。せっかくOB・OG訪問までしてくれているのだからということで、5人全員ベタ褒めで人事部へ推薦しました。

結果、院生の方は全員1次面接は免除され、最終的には4人が内定を貰って、3人は入社してきました。

それなりに入社難易度は高いとされる企業ですので、この結果は例年に比べ上々な出来でした。推薦如何に関わらず、内定したのは本人たちの運や実力なのは間違いないですが、一次面接が免除だったりしたことを鑑みると、推薦によって少なからず有利になったのではないかと推測されます。


よって、OB・OG訪問は採用に有利になる可能性が高いと結論付けられるわけです。正確には、OB・OG訪問で先輩社員によい評価を貰えると、採用に有利になるというわけですが、では、どうしたらよい評価を貰えるのでしょうか?


OB・OG訪問を上手く進めるためにはどうしたらいいのか?


これ1つで長くなってしまいそうなので、簡潔に述べます。

OB・OG訪問はゼミや研究室で直接の知り合いであった先輩に連絡をとることが多いと思いますので、その先輩のキャラはある程度把握しているはずです。ですので、最も重要なことは「その先輩のキャラに合わせ気に入られる」ことです。そのためには・・・。


ゴマスリです!


「え・・・、なにそれ?」なんて思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そんなもんなんです。

露骨になりすぎないよう、明るくニコニコ、うんうんそうですよね~、やっぱり先輩は昔から凄いですよね~、羨ましいですよ~的にゴマをスリスリして、その先輩が気持ちよく、上から目線で自慢げに話ができるような雰囲気にできさえすれば、もう何も言うことはありません、バッチリなのです。


間違っても真っ向から対立するような意見をその場で言ってはいけません。


OB・OG訪問では一緒に参加するみんなが同じ大学、同じ専門領域だったりするので、バッググラウンドは似たり寄ったりで、明確な差なんてものは大抵なく、まさにどんぐりの背比べです。そのような条件に加え、OB・OG訪問という限られた短い時間の中で簡単に良い評価を貰うためには、「感じがいい」か「感じが悪い」かの根拠のない人間関係が圧倒的にものを言ってくるわけです。


ですので、「馬鹿らし・・・、ゴマスリかよ」と軽んじることなかれ。その場限りと割り切ってでもゴマスリを制する者がOB・OG訪問も制するのです。


もしくは、志望する会社に運よくゆるゆるな先輩がいれば、他の人ではなく、あえてその方へOB・OG訪問の連絡を取り付けましょう。そうすれば、全員OK~的に楽々と推薦をしてもらえる可能性が高くなります。


まとめ


以上、OB・OG訪問を軽んじることなかれ、OB・OG訪問は重要な就職活動であり、いい評価を得ることができればその後の選考で有利になるよという話でした。

会社がお金も時間も人もかけて行っている就活イベントです。ボランティアや慈善活動ではありません。会社説明会というような大多数を相手にするような広報活動とは違い、社員と近い距離で密に直接話せるOB・OG訪問イベントが採用に全く関係がないなんてあるわけがないのです。


最後になりましたが、採用に有利になるだろうOB・OG訪問だったのかどうかを見破る簡単な方法を書いて終わりたいと思います。

メモをなにやら沢山とられていたとかもありますが、一番簡単な見破り方は、喫茶店などでOB・OG訪問が行われた場合、社員の方が領収書を貰っていたかどうかです。領収書だけでなく会社のクレジットカードで決済をしていればさらに完璧です。

これは、間違いなく会社経費で落としていますので、「OB・OG訪問にかかった費用は経費で落としてよいことをあらかじめ認められている
= 会社からOB・OG訪問に関して何らかの指示が事前に出ていた可能性が非常に高い」という図式になります。


その会社側からの指示とは前述したものになるというわけです。
ではでは。

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