最新のビジネスパーソンの平均年収はいくら?の記事ページです。
転職サービスを提供するDODAが2014年度の最新平均年収を発表しました。
同サービスに2013年9月~2014年8月に登録したビジネスパーソン約16万人(22~59歳)のデータのまとめです。要約すると、
とのことです。
平均年収は2009年から継続して下がり続けていたが、前回(2013年)は4年ぶりに増加に転じた。
「企業の業績回復やベアの実施による賃金アップが期待されてきた中で、平均年収も前回に引き続きアップするかと思われたが、期待に反してダウンという結果になった」(DODA)
前年度比ではマイナスかもしれませんが、引き続き継続されるだろう景気回復政策により恩恵に授かれた業界の大企業社員の給料は着実に上がっています。順調にいけば来年度は上昇に転じるのではないでしょうか。
採用枠というものは業績が良ければ拡大し、業績が悪ければ縮小する傾向にあります。そして、採用計画というのは実際に就活が行われる年度の約1年前から着々と進められていきますので、その採用計画を準備している時点での業績に影響を受けます。
つまり、
となります。
ということは、自身の該当する年度での大ざっぱな就活難易度は、逆算していった業績から予測することができるわけです。
業績が急回復したり最高益を叩きだした年度が反映された時期に就活を迎えられると、就活生にとっては、いわゆる「当たり年」というやつです。こういう新卒市場のときには、採用枠も広がり、採用基準もゆるゆるになりがちですので、大したスペックやキャリアでなくても何社も内定が貰える人で溢れ、「就活なんて楽勝だよ~」という状態になります。
しかし、業績が急下降、赤字拡大で大リストラ、事業縮小、売却というようなピンチな年度が反映された時期に就活を迎えてしまうと、これは「ハズレ年」でかなり厳しい戦いになります。それもそのはずで、採用枠が大幅に縮小されるにもかかわらず、応募してくる人数は例年それほどの変化はないので、当然、少ないパイの奪い合いは激化するわけです。このような時期には、トップ企業に何社も内定を貰えるという人はびっくりするくらい限定されます。何十社も受けても、1社も内定が出ない・・・全滅だ・・・、という人も珍しくなくなります。
このように、就活というのは同じ企業であっても就活時期によって入社難易度が大きく異なります。ですが、これはコントロールできるものではないので、楽勝年度に当たるようお祈りするしかありません・・・。
さて、上記を鑑みるに、直近で就活を迎える2016卒の就活生にとっての就活戦線状況はどうなるでしょうか?
2016卒の就活戦線を左右する2014年度の業績は、中盤から急回復、急上昇をしてきた業界、企業が多く見受けられました。したがって、そうした企業への入社難易度は「若干」軟化されるのではないでしょうか。
引き続き2015年度も業績が絶好調な状態が継続されれば、2017卒の方は、業界によっては「当たり年」の開始を迎えられるかもしれません。さらに2016年度、2017年度の業績も上々なようならば、2018卒、2019卒の方は「超当たり年」を迎えられるかもしれませんね。
(上記はアマゾンアソシエイトリンクを利用しています。)